- 雨漏りに気づいたら、順番は「①室内で水を受ける→②記録する→③連絡先を決める→④調査と見積もり」です。屋根には登らないでください。
- 連絡先は家の状況で変わります。新築から10年以内なら施工会社・売主(品確法)、台風などで屋根や外壁が壊れたなら保険会社、賃貸なら管理会社・大家、それ以外は自分で選んだ修理の窓口です。
- 突然訪ねてきて「瓦がずれている」と言う業者には点検させないでください。国民生活センターによると、屋根工事の点検商法の相談は2018年度の923件から2022年度には2,885件に増えています ※1

今すぐできること
- 雑巾を入れたバケツで水滴を受け、家財にシートをかける ※2
- 濡れた家電は使わない。電気事業連合会は、水に浸かった機器の使用は漏電や火災につながるおそれがあるとしています ※3
- 漏れた場所・日時・天気を写真とメモで残す
- 屋根には登らない。内閣府の資料も、屋根の撮影では転落に十分気を付け、自分で撮れない箇所は業者に任せるよう求めています ※4
くわしくは雨漏りの応急処置へ。
雨はどこから入るか:法律が挙げる4つの部位
雨の入口を考えるとき、手がかりになるのが品確法施行令 第5条第2項です。新築住宅で「雨水の浸入を防止する部分」とされているのは、次の部位です(2026年9月時点で有効)※5
| 部位 | 政令の文言 | 関連ページ |
|---|---|---|
| 屋根 | 住宅の屋根 | 屋根からの雨漏り・瓦のずれ・落下・天窓・陸屋根・屋上 |
| 外壁 | 住宅の外壁 | 外壁のひび割れ |
| 開口部 | 屋根・外壁の開口部に設ける戸、わくその他の建具 | 窓・サッシ |
| 排水管 | 雨水を排除するための排水管のうち、屋根・外壁の内部または屋内にある部分 | — |
| (参考)雨どい | 政令の文言には無い(屋外の雨どいは「雨水の浸入を防止する部分」に挙げられていない) | 雨どいの詰まり・外れ |
実際にどこから入ることが多いかは、住まいるダイヤル(国土交通大臣指定の住宅相談窓口)が住宅瑕疵保険の事故情報をまとめています。新築木造戸建住宅の雨水の浸入箇所は、サッシ回りなどの外壁開口部が29.6%、外壁面が26.2%、勾配屋根・天窓が20.2%でした(2009〜2023年の累積)※11。バルコニーはベランダ・バルコニーの雨漏りにまとめています。
どの部位から入ったかは、室内のシミの位置だけでは決まりません。原因の特定は、目視・散水などの調査で行います(雨漏り調査の方法と流れ)。
※11 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)『住宅瑕疵保険の事故情報から見る 雨水の浸入箇所』(2022〜2024年度の調査研究にもとづく公開資料(確認時点の表示)) https://www.chord.or.jp/amamori/ingress/index.html /確認日 2026-09-19

誰に連絡するか:家の状況で変わる
| 状況 | まず連絡する相手 | 根拠・くわしいページ |
|---|---|---|
| 新築の引渡しから10年以内 | 施工会社(注文住宅)・売主(建売・分譲) | 品確法 第94条・第95条:雨水の浸入を防止する部分の瑕疵について10年間の担保の責任 ※6 新築の雨漏りと品確法 |
| 台風・雹・雪で屋根や外壁が壊れた | 保険会社・代理店(修理の契約より先に) | 約款上の分かれ目は「外側の破損部分から入った雨か、劣化か」 雨漏りと火災保険 |
| 大きな災害で被災した | 市区町村 | 災害救助法の応急修理(令和8年度:半壊以上757,000円以内、準半壊367,000円以内)※4 台風のあとの雨漏り |
| 賃貸住宅 | 管理会社・大家 | 民法は、貸主に使用に必要な修繕をする義務を、借主に修繕が必要なときの通知義務を定めている(第606条・第615条)※10 賃貸の雨漏り |
| 上のどれでもない | 自分で選んだ修理の窓口 | 雨漏り修理業者の選び方 |
※4 内閣府政策統括官(防災担当)『災害救助法の概要(令和8年6月)』(令和8年6月) https://www.bousai.go.jp/oyakudachi/pdf/kyuujo_a7.pdf /確認日 2026-09-19
※10 e-Gov法令検索『民法 第606条・第615条』(現行法令(2026年10月25日取得)) https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089 /確認日 2026-10-25
費用の考え方
当サイトは相場の数字を作りません。提携している雨漏り修理110番の公式サイトの表示は、屋根の雨漏り修理 27,500円〜(税込)、瓦屋根工事 30,000円〜(税込)、防水工事は別途見積もりです。エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合がある、と注記されています(確認日 2026-09-19)※7。実際の金額は、現地調査後の見積もりで決まります。見積書で見る項目は雨漏り修理の費用にまとめました。
補助金・助成
自治体の住宅リフォーム助成は、対象になる工事も助成率も自治体ごとに違います。確認した自治体はいずれも着工の前の申請が条件で、契約してよい時期は自治体によって違います。先に確認してください。くわしくは屋根修理・雨漏り修理の補助金へ。
訪問業者に注意
国民生活センターは、「近くで工事をしている」「瓦がずれているのが見えた」「無料で点検する」と突然訪問し、不安をあおって契約させる屋根工事の点検商法に注意を呼びかけています。契約当事者の8割超が60歳以上です ※1。契約してしまっても、訪問販売に当たれば書面を受け取った日から8日以内はクーリング・オフができます。くわしくは屋根の点検商法へ。
雨ではなく、獣が原因のこともある
屋根裏の異変は、雨漏りだけが原因ではありません。環境省の手引きは、アライグマが屋根裏で繁殖してふん尿の汚損が発生することを示し、小平市は、ハクビシンが天井裏などに大量のふんをすると案内しています ※8 ※9。夜に天井から音がする、屋根裏にふんや足跡がある、といった場合は、天井のシミは雨か獣かと屋根裏点検で見るもので切り分けてください。害獣の全体像はトップページにあります。
※9 小平市『ハクビシンとアライグマについて』(2026年5月27日) https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/070/070274.html /確認日 2026-09-18
確認の順序
- 室内で水を受ける。濡れた家電は使わない。屋根には登らない
- 場所・日時・天気を記録する
- 新築10年以内/事故・災害/賃貸/それ以外、で連絡先を決める
- 調査と見積もりを依頼し、原因の写真と項目別の見積書をもらう
- 金額が大きければ、もう1社と比べてから契約する
雨漏り・屋根修理のおすすめ業者
掲載しているのは、当サイトが提携している事業者です。複数ある場合の並び順は、提携の条件と、公式サイトで確認できる対応エリア・料金の表示・保証をもとに、編集部が決めています。
- 現地調査のあとに見積もりを出し、見積もり後のキャンセルが可能。見積もり確定後の追加料金は発生しない(公式サイトの表示)
- 相見積もりを受け付けている(公式サイトの表示)
- 雨漏り診断士の有資格者を含む加盟店スタッフが調査・見積もりから施工まで対応する(公式サイトの表示)
- 料金の目安
- 公式サイトの表示は、屋根の雨漏り修理 27,500円〜(税込)、瓦屋根工事 30,000円〜(税込)、防水工事は別途見積もり(確認日 2026-09-19)。対応エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合があるとの注記あり。金額は見積もりで決まる
- 保証
- 施工内容に合わせて保証(加盟店による保証。エリア・加盟店・現場状況により付けられない場合あり。公式サイトの表示)
- 対応エリア
- 全国(加盟店が対応)。受付は24時間365日
- 調査・見積
- 現地調査・見積もり無料。ただしエリア・加盟店・現場状況により、事前確認のうえ費用がかかる場合あり(公式サイトの表示)
- 修繕対応
- 屋根の雨漏り修理、瓦屋根工事、防水工事、外壁。部分修理を基本とし、状況により全体修理を勧める場合あり(公式サイトの表示)
- 雨漏りの発生箇所が「不明」でも相談できる。場所を特定できていない段階の人に向く
- 建物の種別を選べる。寺院・店舗も対象
- 受付時間は6:00〜22:00(公式サイトの表示)
- 料金の目安
- 公式サイトに料金の表示なし(確認日 2026-09-19)。金額は紹介された業者の見積もりで決まる
- 保証
- 公式サイトに保証の表示なし。紹介された業者に確認が必要
- 対応エリア
- 対応エリアは23都府県(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・岐阜・静岡・愛知・岡山・福岡・佐賀・長崎・大分・熊本)
- 調査・見積
- 相談フォームで「調査・見積りを依頼したい」を選べる。調査費の有無は公式サイトに表示なし
- 修繕対応
- 雨漏りの相談・業者紹介。相談フォームで発生箇所を、室内天井/室内床・壁/室外/ベランダ/その他/不明 から選べる。建物種別は一戸建て/マンション・アパート等/オフィス/寺院/店舗/その他
- 出張料なしで現地見積もり。了承を得てから作業し、作業依頼前のキャンセル料はかからない(公式サイトの表示)
- 見積もりで案内した費用のみで、追加請求はないと表示(公式サイトの表示)
- 24時間365日受付。Webフォームから相談できる
- 料金の目安
- 公式サイトに料金の目安の表示なし(確認日 2026-09-19)。現地見積もり・出張料は無料の表示。金額は見積もりで決まる
- 保証
- 工事保証あり。保証期間は工事内容により異なり、依頼前に加盟店へ確認(公式サイトの表示)
- 対応エリア
- 全国(加盟店が対応)
- 調査・見積
- 現地見積もり無料・出張料なし(公式サイトの表示)
- 修繕対応
- 住宅屋根・瓦の修理(部分修理可)、葺き替え、雨漏り修理・対策、リフォーム・メンテナンス。スレート屋根・瓦屋根・平屋根に対応(公式サイトの表示)
雨漏り・屋根の記事一覧
よくある質問
※2 シェアリングテクノロジー株式会社『雨漏りの応急処置(雨漏り修理110番 公式サイト)』(2026年8月25日更新) https://www.amamorishuuri110ban.jp/amamori-oukyuushochi/ /確認日 2026-09-19
※3 電気事業連合会『台風・水害のとき』(更新日の表示なし) https://www.fepc.or.jp/sp/bousai/typhoon.html /確認日 2026-09-19
※4 内閣府政策統括官(防災担当)『災害救助法の概要(令和8年6月)』(令和8年6月) https://www.bousai.go.jp/oyakudachi/pdf/kyuujo_a7.pdf /確認日 2026-09-19
※5 e-Gov法令検索『住宅の品質確保の促進等に関する法律施行令 第5条』(2026年9月時点で有効) https://laws.e-gov.go.jp/law/412CO0000000064 /確認日 2026-09-19
※6 e-Gov法令検索『住宅の品質確保の促進等に関する法律 第2条・第94条・第95条・第97条』(2026年9月時点で有効) https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000081 /確認日 2026-09-19
※7 シェアリングテクノロジー株式会社『雨漏り修理110番 料金のご案内』(確認時点の表示) https://www.amamorishuuri110ban.jp/price/ /確認日 2026-09-19
※8 環境省『アライグマ防除の手引き(地域から構築する効果的な防除)』(令和7年3月改訂) https://www.env.go.jp/nature/intro/3control/files/araiguma_tebiki_kansei.pdf /確認日 2026-10-27
※9 小平市『ハクビシンとアライグマについて』(2026年5月27日) https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/070/070274.html /確認日 2026-09-18
※10 e-Gov法令検索『民法 第606条・第615条』(現行法令(2026年10月25日取得)) https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089 /確認日 2026-10-25
※11 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)『住宅瑕疵保険の事故情報から見る 雨水の浸入箇所』(2022〜2024年度の調査研究にもとづく公開資料(確認時点の表示)) https://www.chord.or.jp/amamori/ingress/index.html /確認日 2026-09-19
