- コウモリは、許可なく捕まえたり殺したりできません。違反すると、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象になります ※1
- 自分でできるのは「追い出すこと」と「いなくなってから侵入口をふさぐこと」の2つです。自治体もこの2つを案内しています ※2 ※3
- 市役所は、コウモリの駆除や捕獲をしてくれないのが一般的です。高い場所の作業が必要なときは、業者への依頼を検討します ※3
コウモリは捕まえてはいけない
野生の鳥や哺乳類は、鳥獣保護管理法によって、許可なく捕獲したり殺傷したりすることが禁止されています(第8条)。コウモリもこの対象です。違反した場合は、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象になります(第83条)※1。
ハクビシンやアライグマは、狩猟期間中に条件つきで捕獲できる「狩猟鳥獣」に含まれますが、コウモリは狩猟鳥獣の一覧に入っていません※1。家に出るネズミ3種のように、法律の対象から外れているわけでもありません。
一方で、追い出すことと、侵入口をふさぐことは、自治体が住民向けに案内している方法です※2 ※3。コウモリの対策は、この2つを順番に行うことが基本になります。
※2 前橋市『コウモリについて 市街地にも姿を現します』(令和4年3月作成、更新日 2022年4月1日) https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/noseibu/nosei/oshirase/32402.html /確認日 2026-09-17
※3 つくばみらい市『コウモリを見かけたら』(更新日 2025年8月26日) https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/jyumin/gomi-kankyou-doubutsu/pet/page006934.html /確認日 2026-09-17
家に住みつくのはアブラコウモリ
日本には約35種のコウモリがいますが、よく見かけるのはアブラコウモリです※3。前橋市の資料は、日本のコウモリの中で唯一、人の家をすみかにする種類だと説明しています。イエコウモリとも呼ばれます※2。
| 知りたいこと | アブラコウモリの特徴 |
|---|---|
| 大きさ | 体長3〜5cm、体重5〜10g(成獣) |
| 家のどこにいるか | 屋根裏、雨戸の戸袋、換気口、軒下、瓦の下など |
| いつ活動するか | 春から秋(夕暮れ)。夜行性 |
| 冬はどうしているか | 冬眠する(11月頃〜4月頃) |
| いつ子どもを産むか | 初夏(7月頃)。1回に2〜3頭 |
| 何を食べるか | 蚊などの昆虫。一晩に300〜500匹 |
蚊などの虫を食べる動物でもあります。困るのは、家の中に住みついた場合です。
※3 つくばみらい市『コウモリを見かけたら』(更新日 2025年8月26日) https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/jyumin/gomi-kankyou-doubutsu/pet/page006934.html /確認日 2026-09-17
コウモリがいるサインと、放っておくと起きること
- 音:バタバタという羽音、天井裏などでキーキーと鳴く声
- フン:フンによる汚れ
健康への影響について、前橋市の資料は、国内ではコウモリを直接の原因として病気を発症した事例は現在のところない、としています。ただし海外では、フンに含まれるカビの菌を吸い込んで感染した例が報告されています※2。
また、野生のコウモリには、寄生虫や、感染症の原因になる菌やウイルスが付着しているおそれがあります。素手では触らないでください※3。体調に異変があるときは、医療機関に相談してください。
屋根裏の音がコウモリかどうか迷う場合は、屋根裏の羽音や症状から探すも参考にしてください。
※3 つくばみらい市『コウモリを見かけたら』(更新日 2025年8月26日) https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/jyumin/gomi-kankyou-doubutsu/pet/page006934.html /確認日 2026-09-17
自分で進める3つの手順
1. 出入りしている場所を見つける
コウモリは、家のわずかなすき間から入ってきます。浜松市は、1cmほどのすき間があればコウモリは出入りできる、としています※4。フンが落ちている場所などが、侵入口と考えられます※4。前橋市の資料は、侵入しやすい場所として次の4つを挙げています※2。
- 窓やドアのすき間
- 換気口や通気口
- エアコンと室外機をつなぐ配管のすき間
- 屋根と壁のすき間
前橋市の資料は、コウモリの活動する時間を「春〜秋(夕暮れ)」としています※2。夕方に外から家を見ていると、どこから出ていくかを確認しやすくなります。
2. 追い出す
| コウモリがいる場所 | 追い出し方 |
|---|---|
| 部屋の中に入ってきた | 窓やドアを開けて、自然に出ていくのを待つ |
| 換気口・通気口の中 | 外側のふたを外し、屋内側から忌避スプレーを吹きかける |
| 屋根裏・天井裏 | 忌避スプレーや、煙の出るタイプの害虫駆除剤(くん煙剤)を使って、侵入口から追い出す。固形の忌避剤(ナフタリンなど)を置く方法もある |
くん煙剤は、火を使わないタイプを選び、火災報知器が反応しないように注意してください※2 ※3。前橋市の資料は、コウモリが嫌うものとして、光、ハッカ、トウガラシを挙げています※2。
3. いなくなってから、侵入口をふさぐ
ふさぐ作業は、その場所にコウモリがいないとき、または追い出したあとに行います※3。中にコウモリが残ったままふさがないことが大切です。
- 換気口や通気口の外側のふたに破損がないか確認し、必要なら交換する
- すき間は、パテやシーリング材でふさぐ
- 金網や、目の細かい防鳥ネットで覆う
高い場所での作業は危険です。つくばみらい市も、高所の場合は専門業者への依頼を検討するよう案内しています※3。侵入口になりやすい場所は、コウモリの侵入口でくわしく説明します。
※3 つくばみらい市『コウモリを見かけたら』(更新日 2025年8月26日) https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/jyumin/gomi-kankyou-doubutsu/pet/page006934.html /確認日 2026-09-17
※4 浜松市『家にコウモリが住み着いて困っている』(更新日 2026年3月13日) https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ringyou/koumorihigai.html /確認日 2026-09-18
対策する時期の考え方
浜松市は、侵入口をふさぐ作業について、まだ飛べない子どもがいる6月〜8月と、冬眠の前後の時期を避けるよう案内しています※4。アブラコウモリは、初夏(7月頃)に子どもを産み、11月頃から4月頃までは冬眠します※2。子どもがいる時期や冬眠の時期に対策をするときは、中にコウモリが残っていないかを、とくに慎重に確認してください。
自治体が案内しているのは、「コウモリがいないときに、または追い払ってからふさぐ」という順序です※3。中に残っているかどうかを確認できない場合は、ふさぐ作業を急がず、お住まいの自治体の窓口か業者に相談してください。時期ごとの考え方は、コウモリ駆除の時期で整理します。
※3 つくばみらい市『コウモリを見かけたら』(更新日 2025年8月26日) https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/jyumin/gomi-kankyou-doubutsu/pet/page006934.html /確認日 2026-09-17
※4 浜松市『家にコウモリが住み着いて困っている』(更新日 2026年3月13日) https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ringyou/koumorihigai.html /確認日 2026-09-18
業者に頼むかどうかの判断
次のような場合は、業者への依頼を検討します。
- 出入り口が、屋根や2階の軒下など高い場所にある
- 追い出しても、また戻ってくる
- 屋根裏にフンがたまっていて、清掃や消毒が必要
- 出入り口が見つけられない
費用は、現地調査のあとの見積もりで確定します。見積もりでは、作業の範囲、追加料金が出る条件、再発したときの保証を、書面で確認してください。料金の見方はコウモリ駆除の費用で、契約前の注意はトラブル事例と確認項目で説明します。
コウモリ駆除のおすすめ業者
掲載しているのは、当サイトが提携している事業者です。複数ある場合の並び順は、提携の条件と、公式サイトで確認できる対応エリア・料金の表示・保証をもとに、編集部が決めています。
- 他社に仲介せず、自社で施工する(公式サイトの表示)
- 公益社団法人日本ペストコントロール協会に加盟
- 狩猟免許(網猟・わな猟)や防除作業監督者などの資格を持つスタッフが在籍
- 料金の目安
- 公式サイトに害獣別の金額の記載なし(確認日 2026-09-18)。金額は見積もりで決まる
- 保証
- 最長10年保証(期間は施工内容による。公式サイトの表示)
- 対応エリア
- 北海道・沖縄・離島を除く全国(24時間365日受付)
- 対応害獣
- ネズミ・コウモリ・ハクビシン・イタチ・アライグマ
- 調査・見積
- 現地調査・お見積もり無料(公式サイトの表示)
- 修繕対応
- 侵入口の封鎖・清掃消毒を含む自社施工
- 相談・現地調査・見積もりが無料(公式サイトの表示)
- 初回見積もりの金額から追加費用はかからないと明記。外注せず自社で施工(公式サイトの表示)
- 24時間365日受付で、時間帯による追加料金はなし(公式サイトの表示)
- 料金の目安
- 公式サイトに金額の表示はなく、現地調査の見積もりで決まる。駆除後に追加料金を請求することはないと表示(確認日 2026-09-23)
- 保証
- 再発した場合、期間内は無償で対応(保証の年数は公式サイトに記載なし)
- 対応エリア
- 東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山の12都府県。受付は24時間365日
- 対応害獣
- ネズミ・コウモリ・ハクビシン・イタチ・アライグマ
- 調査・見積
- 相談・現地調査・見積もりは無料(公式サイトの表示)
- 修繕対応
- 害獣が作った穴や隙間を見つけて塞ぎ、再発を防ぐ(公式サイトの表示)
- 現地調査から施工まで自社スタッフが担当し、下請けに出さない(公式サイトの表示)
- (一社)日本有害鳥獣駆除・防除管理協会に加盟し、協会が開発した薬剤を使用(公式サイトの表示)
- 最長10年の保証。保証期間内の再発は無償で対応(公式サイトの表示)
- 料金の目安
- 公式サイトに金額の目安の表示はなく、現地調査の見積もりで決まる。オプション・保証内容・日時で変わることがあると表示。支払いは現金・銀行振込・クレジットカード(確認日 2026-10-02)
- 保証
- 最長10年保証。期間は築年数や施工内容で変わり、現地調査のときに案内(公式サイトの表示)
- 対応エリア
- 関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨)、東海(愛知・岐阜・三重・静岡)、関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)、中国・四国(岡山・広島・島根・香川、鳥取・愛媛・徳島・高知は一部の市のみ)
- 対応害獣
- ネズミ・コウモリ・ハクビシン・イタチ・アライグマ
- 調査・見積
- 現地調査・見積もりは無料。見積もり後のキャンセルも可(公式サイトの表示)
- 修繕対応
- 薬剤で追い出したあと、侵入口を金網などで塞いで再侵入を防ぐ。清掃・除菌・消臭も依頼できる(公式サイトの表示)
市役所に相談できること
つくばみらい市は、コウモリはもともと日本にいる自然の生きものであるため、市では駆除や捕獲を行っていない、としています。追い払いや侵入の予防は、自分で行うか業者に依頼し、費用は自己負担になります※3。前橋市は、農政課の有害鳥獣対策の担当が、対策の方法を案内しています※2。
対応は自治体によって違います。お住まいの地域の窓口は、エリアから探すでまとめていきます。全体の整理は害獣は市役所に頼めるかをご覧ください。
※3 つくばみらい市『コウモリを見かけたら』(更新日 2025年8月26日) https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/jyumin/gomi-kankyou-doubutsu/pet/page006934.html /確認日 2026-09-17
