- 品川区には、屋根の工事に使える「住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修)」があります。令和8年度は、屋根・屋上・外壁・ベランダのいずれかへの遮熱性塗装と、重い屋根材からの屋根の軽量化が対象工事に入っていて、助成額は工事費用(税抜)の10%、上限20万円です ※1 ※2
- 大田区と大きく違うのは、対象工事と「同時に行う工事」も助成の対象になる点です。区のQ&Aは浴室と洗面室の例で説明していますが、屋根の遮熱塗装と同時に行う補修が同じ扱いになるかは、申込みの前に住宅課で確認する価値があります ※2 ※3
- 条件で特に大事なのは3つです。①工事着手届を工事前に出すこと(足場を組んだ時点で「着工後」扱い)②区内の施工業者に発注すること(本社が区外でも、区内に事務所や支店があれば可)③対象工事費(税抜)が10万円以上あること。申込みは令和9年1月29日までですが、予算総額6,790万円に達した時点で終了します ※1 ※2 ※3
今すぐできること
- いま雨漏りしているなら、先に応急処置をする。助成は「工事着手届を出してから着工」が条件なので、急ぎの修理とは切り分けて考える
- 足場を組む前に手続きを終える。区は「すでに足場を組んでしまった」場合を助成対象外としている ※3
- 区の公式ページで、受付が続いているか(予算が残っているか)を確認する
- 区内の施工業者から、資材の規格と金額内訳が入った見積書をもらう
制度の概要(令和8年度)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | 区民:工事費用(消費税抜き)の10%、上限20万円。マンション管理組合・賃貸住宅個人オーナー:同10%、上限100万円(共同住宅の共用部分)※1 ※2 |
| 申込期間 | 令和8年4月1日から令和9年1月29日まで。工事完了と助成申請書の提出は令和9年2月26日まで。助成交付額が予算総額(6,790万円)に達した時点で受付終了(先着順)※1 ※2 |
| 申し込める人(区民) | 品川区民で、工事対象住宅(区内)に現に居住している、または改修後に居住する人。住民税を滞納していないこと。賃借の場合は所有者の承諾 ※1 |
| 共通の要件 | この制度を初めて利用すること/予約申込時点で着工前であること/区内施工業者に発注する工事であること/助成対象工事費用(税抜)の総額が10万円以上/品川区の他の助成制度を使っていないこと/関係法令に適合していること ※1 |
| 事業者の条件 | 品川区内に所在する民間のリフォーム業者。区の指定はなく、本社が区外でも区内に事務所や支店等があれば含まれる ※2 |
| 令和8年度の変更点 | 申込要件を「世帯主」から「居住者」に変更、所得要件を撤廃、国・東京都の補助制度との併用を認めた(区の他の助成との併用は不可)※1 |
| 対象外の例 | 新築・解体工事、店舗・事務所の工事、外構工事、家電の購入・設置、ハウスクリーニング、区の他の助成制度で支援を受ける工事など ※2 |
屋根と一緒に外壁の塗り替えや張り替えも考えているなら、同じ編集部が運営する外壁研究所の品川区の外壁塗装の補助金・助成金で、使える制度の有無と条件を整理しています。
※2 品川区 住宅課 住宅運営担当『令和8年度 住宅改善工事助成事業のご案内(エコ&バリアフリー住宅改修)』(令和8年度版) https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/contentshozon2025/R8_jyuukaizen_pamphlet.pdf /確認日 2026-09-26
屋根で対象になる工事と、その基準
| 対象工事 | 区分 | 区が示す基準 | 申請時の追加書類 |
|---|---|---|---|
| 遮熱性塗装 | エコ住宅改修 | 屋根・屋上・外壁・ベランダのいずれかに、近赤外線領域の日射反射率50%以上(JISの試験法)の遮熱性塗料を使う。一部だけ遮熱塗料で、ほかは通常の塗料でもよい ※2 ※3 | 性能証明書と、現場に搬入した塗料の缶など型番が分かる写真・工事中の写真 ※2 ※3 |
| 屋根の軽量化 | その他の工事(耐震性) | 既存の粘土瓦・セメント瓦などの重い屋根材(1㎡あたり35kg以上)を、35kg未満の屋根材に変える ※2 | 性能証明書に加えて工事証明書 ※2 |
| 断熱化 | エコ住宅改修 | 窓の断熱改修や、屋根・外壁・天井・床などへの断熱材の施工。数値基準は特になく、断熱性能が分かるカタログ等を提出 ※2 ※3 | 性能証明書と資材の写真・工事中の写真 ※2 |
| 換気設備新設 | エコ住宅改修 | 換気設備のない居室への設置、または床下換気口か屋根裏換気口の設置 ※2 | 性能証明書 ※2 |
対象工事は上の項目のうち1つ以上に当てはまることが条件で、当てはまる工事と同時に行う工事も助成の対象になります ※1 ※2。区のQ&Aは、浴室の高断熱浴槽が対象工事にあたり、同時に行う洗面室の工事が「同時に行った他の工事」として対象になる、という例で説明しています ※3。
屋根に当てはめると、「屋根に遮熱塗装をする(対象工事)と同時に、棟板金や雨どいを直す(同時に行う工事)」という組み合わせが考えられます。ただし、この読み方は編集部が浴室の例から類推したもので、屋根の補修がどこまで認められるかは区の判断です。工事着手届を出す前に、見積書を持って住宅課に確認してください。雨漏りの修理だけを単独で行う場合は、上の対象工事のどれにも当たらないため、この助成は使えないと考えるのが安全です。
※2 品川区 住宅課 住宅運営担当『令和8年度 住宅改善工事助成事業のご案内(エコ&バリアフリー住宅改修)』(令和8年度版) https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/contentshozon2025/R8_jyuukaizen_pamphlet.pdf /確認日 2026-09-26
※3 品川区 住宅課 住宅運営担当『住宅改善工事助成 Q&A』(2026年9月閲覧) https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/contentshozon2025/jyuukaizen_Q&A.pdf /確認日 2026-09-26
当サイトの提携サービスを使う場合の注意
当サイトが紹介している雨漏り修理110番とリペアルーフは、全国の加盟店が訪問する受付型のサービスです。品川区の条件は「区内に所在する施工業者」で、本社が区外でも区内に事務所や支店等があれば含まれるとされているため、大田区(区内に本社のある事業者に限定)よりは条件が広いといえます ※2。それでも、訪問する加盟店が品川区内に拠点を持つかどうかは事前に分かりません。助成を使いたい場合は、依頼のときに「品川区の住宅改善工事助成を使いたい。区内に事務所のある業者か」を必ず確認してください。
区は、区内の建設組合3団体でつくる「品川区住宅センター協議会」を通じて区内の施工業者を1者紹介しています ※1 ※2。原因の調査と見積もりは提携サービスで取り、助成を使う工事は区内の業者の見積もりと比べる、という使い分けもできます(相見積もりの取り方)。
※2 品川区 住宅課 住宅運営担当『令和8年度 住宅改善工事助成事業のご案内(エコ&バリアフリー住宅改修)』(令和8年度版) https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/contentshozon2025/R8_jyuukaizen_pamphlet.pdf /確認日 2026-09-26
申請の流れと、つまずきやすい点
- 見積書をもらう。申請者の氏名宛で、資材の規格と金額内訳が分かるもの。作成日が提出日の3か月以内であること ※2
- 工事前の写真を撮る。見積書に載っている工事予定箇所すべてを、日付入りで撮影する(撮影日は提出日の1か月以内、日付の手書きは不可)※2
- 工事着手届を住宅課の窓口に出す。郵送やインターネットでの申請は受け付けていない。工事着手まで1か月以上空く場合は受理されない ※2 ※3
- 工事。着手届の提出後は、工事項目の追加や工事費の増額はできない ※2 ※3
- 工事完了後1か月以内に助成申請書を出す。工事前後の写真に加え、工事によっては資材の型番が分かる写真と工事中の写真が必要 ※1 ※2
屋根で特に注意したいのは足場です。区は、すでに足場を組んでしまった場合は「工事が始まった扱い」になり助成対象外としています ※3。一方で、足場を組まないと工事前の写真が撮れない箇所は、着手届を出したあとに足場を設営し、工事完了後に写真をまとめて出せばよい(建物全景の写真は着手届の時点で1枚以上必要)とも書かれています ※2 ※3。「写真のための足場」も着手届のあと、と覚えておくと間違いがありません。
※2 品川区 住宅課 住宅運営担当『令和8年度 住宅改善工事助成事業のご案内(エコ&バリアフリー住宅改修)』(令和8年度版) https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/contentshozon2025/R8_jyuukaizen_pamphlet.pdf /確認日 2026-09-26
※3 品川区 住宅課 住宅運営担当『住宅改善工事助成 Q&A』(2026年9月閲覧) https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/contentshozon2025/jyuukaizen_Q&A.pdf /確認日 2026-09-26

確認の順序
- 急ぎの雨漏りは応急処置を先に。台風などの被害なら保険会社にも連絡する(台風のあとの雨漏り)
- 区の公式ページで、受付中か、予算が残っているかを確認する
- 区内に拠点のある業者から、資材の規格と内訳の入った見積書をもらう
- 見積書を持って住宅課に相談し、対象工事と「同時に行う工事」の範囲を確かめる
- 工事前の写真を用意して工事着手届を出す→工事→完了後1か月以内に助成申請
都内のほかの区市との比較は東京都の屋根修理に使える助成金にまとめています。雨漏り全体の流れは雨漏り・屋根の異変、屋根の塗装や葺き替えの費用の考え方は雨漏り修理の費用にあります。
雨漏り・屋根修理のおすすめ業者
掲載しているのは、当サイトが提携している事業者です。複数ある場合の並び順は、提携の条件と、公式サイトで確認できる対応エリア・料金の表示・保証をもとに、編集部が決めています。
- 現地調査のあとに見積もりを出し、見積もり後のキャンセルが可能。見積もり確定後の追加料金は発生しない(公式サイトの表示)
- 相見積もりを受け付けている(公式サイトの表示)
- 雨漏り診断士の有資格者を含む加盟店スタッフが調査・見積もりから施工まで対応する(公式サイトの表示)
- 料金の目安
- 公式サイトの表示は、屋根の雨漏り修理 27,500円〜(税込)、瓦屋根工事 30,000円〜(税込)、防水工事は別途見積もり(確認日 2026-09-19)。対応エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合があるとの注記あり。金額は見積もりで決まる
- 保証
- 施工内容に合わせて保証(加盟店による保証。エリア・加盟店・現場状況により付けられない場合あり。公式サイトの表示)
- 対応エリア
- 全国(加盟店が対応)。受付は24時間365日
- 調査・見積
- 現地調査・見積もり無料。ただしエリア・加盟店・現場状況により、事前確認のうえ費用がかかる場合あり(公式サイトの表示)
- 修繕対応
- 屋根の雨漏り修理、瓦屋根工事、防水工事、外壁。部分修理を基本とし、状況により全体修理を勧める場合あり(公式サイトの表示)
- 雨漏りの発生箇所が「不明」でも相談できる。場所を特定できていない段階の人に向く
- 建物の種別を選べる。寺院・店舗も対象
- 受付時間は6:00〜22:00(公式サイトの表示)
- 料金の目安
- 公式サイトに料金の表示なし(確認日 2026-09-19)。金額は紹介された業者の見積もりで決まる
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- 公式サイトに保証の表示なし。紹介された業者に確認が必要
- 対応エリア
- 対応エリアは23都府県(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・岐阜・静岡・愛知・岡山・福岡・佐賀・長崎・大分・熊本)
- 調査・見積
- 相談フォームで「調査・見積りを依頼したい」を選べる。調査費の有無は公式サイトに表示なし
- 修繕対応
- 雨漏りの相談・業者紹介。相談フォームで発生箇所を、室内天井/室内床・壁/室外/ベランダ/その他/不明 から選べる。建物種別は一戸建て/マンション・アパート等/オフィス/寺院/店舗/その他
- 出張料なしで現地見積もり。了承を得てから作業し、作業依頼前のキャンセル料はかからない(公式サイトの表示)
- 見積もりで案内した費用のみで、追加請求はないと表示(公式サイトの表示)
- 24時間365日受付。Webフォームから相談できる
- 料金の目安
- 公式サイトに料金の目安の表示なし(確認日 2026-09-19)。現地見積もり・出張料は無料の表示。金額は見積もりで決まる
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- 工事保証あり。保証期間は工事内容により異なり、依頼前に加盟店へ確認(公式サイトの表示)
- 対応エリア
- 全国(加盟店が対応)
- 調査・見積
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- 住宅屋根・瓦の修理(部分修理可)、葺き替え、雨漏り修理・対策、リフォーム・メンテナンス。スレート屋根・瓦屋根・平屋根に対応(公式サイトの表示)
よくある質問
※2 品川区 住宅課 住宅運営担当『令和8年度 住宅改善工事助成事業のご案内(エコ&バリアフリー住宅改修)』(令和8年度版) https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/contentshozon2025/R8_jyuukaizen_pamphlet.pdf /確認日 2026-09-26
※3 品川区 住宅課 住宅運営担当『住宅改善工事助成 Q&A』(2026年9月閲覧) https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/contentshozon2025/jyuukaizen_Q&A.pdf /確認日 2026-09-26
